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トップガン

陽南本荘校 柳原 理行

こんにちは、螢雪ゼミナール陽南本荘校の柳原です。

将来はパイロットになるはずでした。

中学の時におじいちゃんと見に行った自衛隊の航空祭がきっかけです。
その後見たトップガンという映画にハートを射抜かれました。それまで映画といえばアニメの映画版しか見たことの私には衝撃でした。ぼんやりとしていた私の夢は輪郭のはっきりした目標に変わりました。ここに僕の将来がある。パイロットになるんだ。そういえば横顔が少しトム・クルーズに似ている気がする。いや、かなり近いか。

実際にはパイロットにはなれませんでした。
トム・クルーズに似ていないことも理解しました。

実は私の小学校の同級生にパイロットがいます。
その子は成績はクラスの中で、中の下。私の方が成績は格段に良かったのを記憶しています。その子は私の席の後ろで、広げた手の人差し指と薬指を折り曲げて飛行機のような形を作って右手対左手で戦っていました。毎日です。その当時は幼稚な子だなと思っていましたし、そんなことじゃパイロットにはなれないよ、分かっていないね、と思っていました。

やがて中学生になり、別々の高校に進学し、私は何となく少年の頃の夢を忘れて、特に目標もなく大学受験への勉強をしていました。受験は無事合格したのですが、同時に例の同級生がパイロットの養成学校に合格したことを別の知人から聞きました。衝撃です。分かっていないのは私でした。

私が何となく過ごしていた時間、彼は猛烈に勉強していたのだと思います。知らなかった、完敗でした。生きる姿勢で負けていた。あきらめなければひょっとしたら、と考えると何とも言えない気持ちになりました。私は挫折すら経験できなかったのだということに気づきました。

螢雪ゼミナールの先生になって16年が経ちますが、私が一番大切にしていることは、みんなの夢をあきらめさせないことです。失敗しても構いません、挫折も味わってほしいと思っています。とても大切なことは、こうなりたいと思った時に自分が動かない限り絶対に向こうから近づいてくることはないということです。必ず動き出しましょう。追いつくかどうかはもちろん自分次第ですが、確実に近づくことはできます。追いつかなければ次の手を考えましょう。夢はその場所から動きません。動くのは自分なのです。

また、春がやってきます。
新しい仲間と一緒に今年ももう一歩夢に近づいていきましょう。


ケイセツゼミナール at 2018.2.14 11:05│comments (0)│trackback (x)│





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