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誰が国語力を育てるか
柳津校 加藤 健吾
こんにちは! ケイセツ柳津校の加藤です!
塾講師という仕事を始めて10年以上ですが、日々いろいろな指導方法を考えては実践して…うまくいかなければまた考えて…その繰り返しで子どもたちの指導にあたってきました。
今日はタイトルにもある「国語力」について、考えて書いていこうと思います。
ぜひ、小学生・中学生のお子さんをお持ちの保護者様に読んでいただきたい内容となっています。
子どもにとって「国語力」は、学校の勉強や受験だけでなく、将来的に社会を生き抜くために必要不可欠な力です。学習の面で考えてみると、小学校4年生くらいまでは算数が得意だった子が、5年・6年生で急に成績が落ちることがあります。
ここで親は算数の勉強が難しくなったためだと、勘違いをしてしまうことがあります。
しかし実は計算はできるのに、文章題の意味を正確に理解できていないせいであることがとても多いのです。高学年に差しかかると文章題が抽象的なものになるので、国語力の育っていない子どもは理解が追いつかなくなるのでしょう。
英語も同様です。幼少期から英会話を習っていて、英語がとても大好きな状態で中学生にあがったはずなのに、高校生になってから英語が嫌いになってしまう子どもは少なくありません。(実は私自身もそうでした)
中学生くらいまでの英文は、日本語で言えば小学生レベルの内容なので、誰でもある程度理解ができます。しかし、大学受験の英語は国語で言うと中学生レベルになります。そうなると国語力がなければ、英語の知識がいくらあっても英文の意味を読み取ることができない状況になってしまうのです。
だからこそ、ケイセツで勉強を始める際にも「算数だけ」「英語だけ」のコースではなく、必ず国語をセットにしていただくことを私はおすすめしています。
では、本題です。
国語力を育てるためには何が必要なのか。――やはりそれは文章の音読です。
音読を日常的にしている子とそうでない子には、圧倒的な国語力の差が生まれます。
なぜなら、本の中で使用されている言葉は、家庭や学校の日常会話とは大きく質が異なるからです。また本の中の言葉を日常的に聞く子どもは、語彙が増えるだけでなく、言葉のバリエーションを多様な形で使い分けることができます。
例えば「はなす」という言葉にしても、「人と話す」「手を離す」「犬を放す」などいろいろな使い方がありますよね。
ケイセツ柳津校でうまくいった指導の例を紹介します。
柳津校に現在通っているAくんは「国語や算数の文章題がぜんぜん分からない」ということで、小学校4年生のときに入塾を決めてくれました。
私が指導したのは音読です。国語の授業時間の半分以上を使って、何度も同じ文章を読むトレーニングをしました。最初はすらすらと読めるようになるまで。子どもの様子を見ながら、次第に“気持ちを込めて読む”という読み方に切り替えて。気持ちを込めて読むことについては、最初はとても恥ずかしがっていましたよ。文の途中でつっかえてしまう時などは特にそうでした。
しかしそうしてトレーニングを積んだ子どもは、学年が上がっても大きな声でハキハキと文章を読むことができます。みんなの前でも堂々とです。文章を読んだ時に、問題のイメージを持つことができるので、理解も早く、結果として模試の偏差値も上がってきました。
今では「早くから始めておいてよかった」と子どもも、お母さんも言ってくれています。
音読は、単なる内容理解だけではなく、実践的で幅広い科目での教養力を育てることに繋がります。教科書の内容の勉強だけでなく、最優先で子どもの国語力を育てなければならないことに、私たち大人たちはもっと自覚的になったほうがいいでしょう。
塾講師という仕事を始めて10年以上ですが、日々いろいろな指導方法を考えては実践して…うまくいかなければまた考えて…その繰り返しで子どもたちの指導にあたってきました。
今日はタイトルにもある「国語力」について、考えて書いていこうと思います。
ぜひ、小学生・中学生のお子さんをお持ちの保護者様に読んでいただきたい内容となっています。
子どもにとって「国語力」は、学校の勉強や受験だけでなく、将来的に社会を生き抜くために必要不可欠な力です。学習の面で考えてみると、小学校4年生くらいまでは算数が得意だった子が、5年・6年生で急に成績が落ちることがあります。
ここで親は算数の勉強が難しくなったためだと、勘違いをしてしまうことがあります。
しかし実は計算はできるのに、文章題の意味を正確に理解できていないせいであることがとても多いのです。高学年に差しかかると文章題が抽象的なものになるので、国語力の育っていない子どもは理解が追いつかなくなるのでしょう。
英語も同様です。幼少期から英会話を習っていて、英語がとても大好きな状態で中学生にあがったはずなのに、高校生になってから英語が嫌いになってしまう子どもは少なくありません。(実は私自身もそうでした)
中学生くらいまでの英文は、日本語で言えば小学生レベルの内容なので、誰でもある程度理解ができます。しかし、大学受験の英語は国語で言うと中学生レベルになります。そうなると国語力がなければ、英語の知識がいくらあっても英文の意味を読み取ることができない状況になってしまうのです。
だからこそ、ケイセツで勉強を始める際にも「算数だけ」「英語だけ」のコースではなく、必ず国語をセットにしていただくことを私はおすすめしています。
では、本題です。
国語力を育てるためには何が必要なのか。――やはりそれは文章の音読です。
音読を日常的にしている子とそうでない子には、圧倒的な国語力の差が生まれます。
なぜなら、本の中で使用されている言葉は、家庭や学校の日常会話とは大きく質が異なるからです。また本の中の言葉を日常的に聞く子どもは、語彙が増えるだけでなく、言葉のバリエーションを多様な形で使い分けることができます。
例えば「はなす」という言葉にしても、「人と話す」「手を離す」「犬を放す」などいろいろな使い方がありますよね。
ケイセツ柳津校でうまくいった指導の例を紹介します。
柳津校に現在通っているAくんは「国語や算数の文章題がぜんぜん分からない」ということで、小学校4年生のときに入塾を決めてくれました。
私が指導したのは音読です。国語の授業時間の半分以上を使って、何度も同じ文章を読むトレーニングをしました。最初はすらすらと読めるようになるまで。子どもの様子を見ながら、次第に“気持ちを込めて読む”という読み方に切り替えて。気持ちを込めて読むことについては、最初はとても恥ずかしがっていましたよ。文の途中でつっかえてしまう時などは特にそうでした。
しかしそうしてトレーニングを積んだ子どもは、学年が上がっても大きな声でハキハキと文章を読むことができます。みんなの前でも堂々とです。文章を読んだ時に、問題のイメージを持つことができるので、理解も早く、結果として模試の偏差値も上がってきました。
今では「早くから始めておいてよかった」と子どもも、お母さんも言ってくれています。
音読は、単なる内容理解だけではなく、実践的で幅広い科目での教養力を育てることに繋がります。教科書の内容の勉強だけでなく、最優先で子どもの国語力を育てなければならないことに、私たち大人たちはもっと自覚的になったほうがいいでしょう。
ケイセツゼミナール at 2023.1.30 15:18│comments (0)│trackback (x)│
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