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親子で必見! アウトプット勉強法!
柳津校 加藤 健吾
こんにちは、柳津校の加藤です。
柳津校ではちょうど、学校の学年末テストが終わって結果が返ってきているところです。
点数が出揃ったお子さんから生徒面談で、今回のテストに対する取り組みを振り返ってみて、よくできたところを褒めたり、あまりできなかったところの原因を先生たちと一緒に考えたりしています。
最近、ある生徒から勉強方法に関する質問を受けました。
質問の内容は、
「今回はテスト勉強をがんばろうと思って集中して机に向かっていたけれど、学校ワーク(参考書)も二回り解いたのに、70点くらいしか取れなかった・・・」というものです。
保護者様に家でのお子さんの様子を聞いてみたところ、
「何時間も机に向かっているなと思っていたのに、かける時間の割に点数が伸びていない。勉強方法が間違っているのでは?」とのご意見を伺いました。
そこで!
「塾講師が考える! 最適な勉強方法」について紹介していこうと思います。
私が相談を受けた時に最初にひっかかりを感じたのは、「集中して机に向かっていた」という言葉です。勉強の効率を上げていくときに集中力は欠かすことができません。みなさんは一体、どういうものが勉強に「集中」している状態だと思いますか?
(※柳津校のお子さんたちに考えてもらったところ、「全集中!と叫ぶ」と答えてくれた子もいましたね・・・)
私は以下の3つの条件を満たしていることが、「集中している」状態だと考えています。
1.デスクにスマホが置いていない
2.勉強に必要なものが全て揃っている
3.一人きりの空間
1のスマホが置いていないことは、集中の絶対条件だと私は思っています。
アメリカの大学研究により、机の上にスマホが置いてあるだけで(たとえ電源がOFFであったとしても)、集中力が30%以上も下がることが分かっています。
2の「勉強に必要なもの」で私が真っ先に思い浮かぶのは、学校ワークの解答冊子です。
分からない問題で勉強が止まってしまったときに、そのときになってから解答冊子を探してカバンの中を漁り出しているお子さんをよく見かけます。集中力が切れてしまうので、もったいないですよね。
3の一人きりの空間も、ぜひ大事にしてほしいです。小学生の頃であれば、保護者様がキッチンでご飯の用意をしているとき、リビングでお子さんが勉強している姿を見てあげることも大事ですよね。しかし、中学生は状況が違ってきます。部屋で一人きりで勉強をさせた方が良い時もあるんです。それだと「部屋で本当に勉強しているかどうか分からない」という方も出てくると思います。お子さんの勉強の様子を確認したい・・・ということであれば、ケイセツからお子さんたちに渡している勉強の「チェックリスト」というものをチラ見していただくと良いですよ。
さて、そんなふうに集中できる環境をゲットしたところで、いよいよ勉強方法について紹介します。
みなさんがいつも取り組んでいる勉強法は、どういったものでしょうか?
教科書を読んだり、資料集の全ページに線を引いたり、といったことを試していないですか?
これは時間がかかる割になかなか点数に結びつかず、お子さんが「勉強したのに点が取れない。なんで?」と疑問を持ってしまいます。
冒頭に紹介した保護者様が、「時間をかけている割に点数が伸びない・・・」と悩んでいる原因といえるでしょう。
今回オススメして紹介するのは、「アウトプット勉強法」というものです。
これは、単に教科書を読んだりノートに書いたりして覚えるよりも、いったん記憶したものを思い出す行為をする方が、記憶に残りやすいことを利用した勉強法です。
アウトプットとは、知識を覚える(インプット)とは逆の言葉です。
記憶したものを思い出す行為、つまり「問題を解いたりテストをしたりする」ことだと思ってください。
つまり、教科書を何度も読むのではなく問題集を何度も解くことを行った方が、効率が良いのです。
勉強におけるワンシーンを挙げて、具体的に説明しますね。
以前学校の授業で習ったとはいえ、テスト前になれば「いくら一度覚えたからといっても、内容をほとんど忘れてしまっている」というお子さんも多いですよね。そのためテスト勉強では、問題集を解く前に教科書を読んで、インプットする作業から始めるお子さんが多いと思います。
しかし、ここではあえて教科書を読むより先に問題集を解くことにチャレンジしてみるのがオススメです。
例えば、単に「音の速さは秒速340mだ」と教わるよりも「音の速さは秒速300mだ」と自信をもって答えた後で、「残念! 実は秒速340mなんだよ」と言われた方が、はるかに記憶に定着します。
情報を得るだけの場合よりも、「自分は〇〇だと思っていたけれど、実は××だった・・・」のように、情報を修正した場合の方が記憶に残りやすいことが分かっています。
(だから学校やケイセツの授業では、間違っていても構わないからなるべく手を挙げて発言を多くしていくと、より勉強に深みが増すんですよ)
問題集を解くときも、授業で習ったことを必死に思い出そうとします。
答え合わせをした際には、いきなり問題から解き始めたことによって×(不正解)が多くなってしまう人もいます。しかし、記憶を思い出そうとすることをしっかり行っていますし、×になってやり直しをする過程を大事にすることで記憶に定着していきます。答え合わせの後に解説ページを読んだり、教科書を読んだりするインプットを後から行った方が、より刺激的に、効率よく記憶が進んでいくのです。
ケイセツではこれを毎回の授業の前に行う「マイテスト」でお子さんたちに取り組ませます。隣同士のお子さんで交換して採点をさせるんですが、これにも意味があるんです。
(間違えたところがあると、隣の子に知られて恥ずかしい!)
そんな風に考えて、答案の交換をためらう必要はありません。
きっと自分の中には強い記憶として定着するはずですよ。
柳津校ではちょうど、学校の学年末テストが終わって結果が返ってきているところです。
点数が出揃ったお子さんから生徒面談で、今回のテストに対する取り組みを振り返ってみて、よくできたところを褒めたり、あまりできなかったところの原因を先生たちと一緒に考えたりしています。
最近、ある生徒から勉強方法に関する質問を受けました。
質問の内容は、
「今回はテスト勉強をがんばろうと思って集中して机に向かっていたけれど、学校ワーク(参考書)も二回り解いたのに、70点くらいしか取れなかった・・・」というものです。
保護者様に家でのお子さんの様子を聞いてみたところ、
「何時間も机に向かっているなと思っていたのに、かける時間の割に点数が伸びていない。勉強方法が間違っているのでは?」とのご意見を伺いました。
そこで!
「塾講師が考える! 最適な勉強方法」について紹介していこうと思います。
私が相談を受けた時に最初にひっかかりを感じたのは、「集中して机に向かっていた」という言葉です。勉強の効率を上げていくときに集中力は欠かすことができません。みなさんは一体、どういうものが勉強に「集中」している状態だと思いますか?
(※柳津校のお子さんたちに考えてもらったところ、「全集中!と叫ぶ」と答えてくれた子もいましたね・・・)
私は以下の3つの条件を満たしていることが、「集中している」状態だと考えています。
1.デスクにスマホが置いていない
2.勉強に必要なものが全て揃っている
3.一人きりの空間
1のスマホが置いていないことは、集中の絶対条件だと私は思っています。
アメリカの大学研究により、机の上にスマホが置いてあるだけで(たとえ電源がOFFであったとしても)、集中力が30%以上も下がることが分かっています。
2の「勉強に必要なもの」で私が真っ先に思い浮かぶのは、学校ワークの解答冊子です。
分からない問題で勉強が止まってしまったときに、そのときになってから解答冊子を探してカバンの中を漁り出しているお子さんをよく見かけます。集中力が切れてしまうので、もったいないですよね。
3の一人きりの空間も、ぜひ大事にしてほしいです。小学生の頃であれば、保護者様がキッチンでご飯の用意をしているとき、リビングでお子さんが勉強している姿を見てあげることも大事ですよね。しかし、中学生は状況が違ってきます。部屋で一人きりで勉強をさせた方が良い時もあるんです。それだと「部屋で本当に勉強しているかどうか分からない」という方も出てくると思います。お子さんの勉強の様子を確認したい・・・ということであれば、ケイセツからお子さんたちに渡している勉強の「チェックリスト」というものをチラ見していただくと良いですよ。
さて、そんなふうに集中できる環境をゲットしたところで、いよいよ勉強方法について紹介します。
みなさんがいつも取り組んでいる勉強法は、どういったものでしょうか?
教科書を読んだり、資料集の全ページに線を引いたり、といったことを試していないですか?
これは時間がかかる割になかなか点数に結びつかず、お子さんが「勉強したのに点が取れない。なんで?」と疑問を持ってしまいます。
冒頭に紹介した保護者様が、「時間をかけている割に点数が伸びない・・・」と悩んでいる原因といえるでしょう。
今回オススメして紹介するのは、「アウトプット勉強法」というものです。
これは、単に教科書を読んだりノートに書いたりして覚えるよりも、いったん記憶したものを思い出す行為をする方が、記憶に残りやすいことを利用した勉強法です。
アウトプットとは、知識を覚える(インプット)とは逆の言葉です。
記憶したものを思い出す行為、つまり「問題を解いたりテストをしたりする」ことだと思ってください。
つまり、教科書を何度も読むのではなく問題集を何度も解くことを行った方が、効率が良いのです。
勉強におけるワンシーンを挙げて、具体的に説明しますね。
以前学校の授業で習ったとはいえ、テスト前になれば「いくら一度覚えたからといっても、内容をほとんど忘れてしまっている」というお子さんも多いですよね。そのためテスト勉強では、問題集を解く前に教科書を読んで、インプットする作業から始めるお子さんが多いと思います。
しかし、ここではあえて教科書を読むより先に問題集を解くことにチャレンジしてみるのがオススメです。
例えば、単に「音の速さは秒速340mだ」と教わるよりも「音の速さは秒速300mだ」と自信をもって答えた後で、「残念! 実は秒速340mなんだよ」と言われた方が、はるかに記憶に定着します。
情報を得るだけの場合よりも、「自分は〇〇だと思っていたけれど、実は××だった・・・」のように、情報を修正した場合の方が記憶に残りやすいことが分かっています。
(だから学校やケイセツの授業では、間違っていても構わないからなるべく手を挙げて発言を多くしていくと、より勉強に深みが増すんですよ)
問題集を解くときも、授業で習ったことを必死に思い出そうとします。
答え合わせをした際には、いきなり問題から解き始めたことによって×(不正解)が多くなってしまう人もいます。しかし、記憶を思い出そうとすることをしっかり行っていますし、×になってやり直しをする過程を大事にすることで記憶に定着していきます。答え合わせの後に解説ページを読んだり、教科書を読んだりするインプットを後から行った方が、より刺激的に、効率よく記憶が進んでいくのです。
ケイセツではこれを毎回の授業の前に行う「マイテスト」でお子さんたちに取り組ませます。隣同士のお子さんで交換して採点をさせるんですが、これにも意味があるんです。
(間違えたところがあると、隣の子に知られて恥ずかしい!)
そんな風に考えて、答案の交換をためらう必要はありません。
きっと自分の中には強い記憶として定着するはずですよ。
ケイセツゼミナール at 2021.2.19 16:02│comments (11)│trackback (x)│
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