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暗記の仕方について③

大垣北校 香月覚史

こんにちは。大垣北校の香月です。
前回の続きになります。「暗記の仕方について①」「暗記の仕方について②」を読んでいない方はぜひそちらも読んでみてくださいね!

〇暗記の仕方③ 関連知識をまとめて覚える
一つの語句・単語を覚えようとするのではなく、関連知識もセットで学習することは、暗記の効率化や、忘れてしまった際の知識の引き出しを1つでも多く作ることにつながります。
例をいくつか挙げてみます。

・国語 熟語による暫(ざん)と漸(ぜん)の読み分け
暫定(ざんてい)…仮に、仮の
暫時(ざんじ)…しばらく、わずかの間

漸近線(ぜんきんせん)…十分遠くで曲線との距離が0に近づき、かつ曲線と接しない直線のこと
漸進(ぜんしん)…段階を追って少しずつ進んでいくこと

※「漸」は中学では習わない漢字ですが、中学生のみなさんに関係する知識を一つ。反比例のグラフの漸近線はx軸とy軸になります。グラフを書く際に二つの軸にくっつけないようにと教わっていますよね。

漢字は単に読みを覚えようとするのではなく、その漢字からできる熟語をいくつか調べてみましょう。
読みはもちろん、その漢字の意味もセットで覚えられますよ。

・英語 接頭辞
今日はアンラッキー(unlucky)な1日だった…のunlucky、不運という意味ですよね。
これはun+luckyの組み合わせです。

他にも、unofficial(非公式)、unknown(未知の)、unbelievable(信じられない)など、unがつく単語はたくさんあります。

unは接頭辞(単語の最初につけるもの、接頭語とも)と呼ばれ、unには「否定」や「元の状態にもどす」といった働きがあります。

接頭辞は他にも、re(再び)、in(中に)、ex(外に)などなど、様々なものがあります。
これらの接頭辞がついている単語を考えてみることや、他の接頭辞を調べてみることで、単語の暗記はもちろん未知の単語への推測力に繋がり、単語への理解も深まります。

・理科 火成岩
中1生だと今回テスト範囲になっている子もいると思います。

マグマが冷えて固まることでできた岩石を火成岩といいます。できた場所・でき方の違いによって火山岩と深成岩に分かれます。

火山岩…地表や地表近くで、急に冷えて固まってできたもの。斑状組織。
深成岩…地下深くでゆっくりと冷えて固まってできたもの。等粒状組織。

火山岩と火成岩は非常に間違えやすい語句になっています。
それぞれがどういった語句かを切り分けて覚えていくと、迷ったときに答えにたどり着けません。

そこで、火成岩は山岩と深岩をまとめたものと覚えておくと、もう間違えることはないですね。


以上のように、関連している知識というものは様々ありますが、それは同じ科目だけにとどまらず、科目を飛び越えたつながりも多々存在しています。

普段勉強していることが他の知識とつながっていないか、生活とのつながりはないかなど、関連性を探しながら勉強してみてください。どうつなげていくかを考えられるとなお良しです!



ケイセツゼミナール at 2025.1.29 17:19│comments (0)│trackback (x)│





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